2015
06.05

特殊清掃というとヘビーな仕事で、同じ清掃ならビルや駅などの清掃をしていたほうが楽で、寝覚めもいいと思う人が多いのではないでしょうか。

なぜなら特殊清掃というのは、自殺者や他殺者が出た事故現場・事件現場に急行して、死体や遺体の始末をしなければならない仕事だからです。

アパートやマンションの部屋の原状回復などは、それらの後始末が終わってからの片づけと清掃のプロセスです。
そこにいくまでに、まず無惨な室内や屋外の事故現場の清掃が先になります。

そのような特殊なジャンルの職業だから、特殊清掃と呼ばれているのです。

ゴミ屋敷やゴミ部屋の片づけというのは、事件現場や自殺した現場の浴室清掃にくらべれば、感覚的には普通の清掃の部類ですが、このゴミ屋敷・ゴミ部屋の片づけも立派な特殊清掃の部類に仕分けされています。

ゴミ屋敷は社会問題化されて久しいテーマですが、ここで活躍するのも特殊清掃業の特殊清掃チームの面々です。

何でも拾い集めてしまう習慣があることから、ゴミの中には放射能などを帯びた汚染物なども混じっていることがあり、それがいま特殊清掃に携わる人たちにとっての悩みの種でもあるそうです。

数年前の大震災では原子力発電所の事故があって、同じ汚染物でも、比較にならないような汚染物の量を始末しなければならない現場もありました。

汚染箇所は1つのエリアだけで数百箇所に及びましたから、震災直後から相当数の特殊清掃員が現場に送り込まれたのではないかと推察できます。

とにかく特殊清掃の人たちの現場というのは広域多彩であり、その内容も多岐にわたっています。

人間だけではなく、犬猫の死骸の始末まで依頼が入るといいますから、特殊清掃はたいへんな日常であることだけは間違いありません。

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